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計画と雰囲気(2019)
 

介護老人保健施設の改修計画です。
これまで通所サービスに使われていたワンフロアを入所サービスへ改修することが求められていました。入所サービスは介護のみならず、一定期間の居住環境を提供するものです。そこで、基準法上の”用途区分”や通例的な意味合いでの”施設”としてではなく、入居者がくつろぐことのできる空間を目指したいと考えました。

一方で、建築基準法の用途区分から求められる法規制の問題や、施設という性格から発生する運用の問題を無視することはできません。そこで、規制や運用の問題を達成する「計画」と、生活の場をつくる「雰囲気」を重ねるように設計することにしました。

具体的には「計画」をおこなうのは平面図(壁の位置)、「雰囲気」をつくるのは天井伏図、詳細図、家具図、サイン図(垂れ壁、建具の納まり、家具、サイン)というように、空間を構成する要素の設計に対して、意味の仕分けをおこないました。壁の位置は施設の運用上、考慮されるべき出来事や、法規制から求められる仕様を”計画する”ように、それ以外の部分については一般的な施設の常識をあえてずらすことで、機能性を担保しながらも、どこか施設とは違う”雰囲気をつくる”ように設計しています。

(計画概要)
1,主要用途:病院(介護老人保健施設)
2,建設地:広島県
3,規模:地上5階建の4階部分
4,主構造形式:鉄筋コンクリート造(既存建築物)
5,延床面積:549.64 ㎡
6,設計期間:2018.10 - 2018.12
7,施工期間:2019.01 - 2019.04
8,計画状況:竣工
9,協働者:前博之(照明計画)
10,写真:千葉正人
11,受賞:第53回日本サインデザイン賞 入選/公益社団法人愛知建築士会名古屋北支部主催 第11回建築コンクール 佳作

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